「あのとき、しなかった私が悪い」と
ご自分を責めて責めて苦しんでいらっしゃいました。
私はそのお気持ちを表情だけで受け止め、言葉は発しなかった。
それからも「私が悪い」と責めていらっしゃいました。
私は「悪くないですよ」と伝えたくなったけれど
その気持ちを抑えて、小さな声で「私が悪いと……」とだけ言葉にする。
「私が悪い……」「後悔……」
ご自身を責めて身動きできなかったけれど
だんだん「でも、次はこうしてみようかな」と
自分を信じてみようと肯定されていかれる。
「悪くないですよ」と言わなくてよかった。
自己肯定感が高まっていく時を逃さなくてよかった。
「悪くないですよ」と言ったら、
私が悪いと言っていることを、否定していることになることもあるから
「いえ私が悪いんです」と、より責めてしまったかもしれない。
ただ、信じる。
静かだけれど強いエネルギー。
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